MudvayneとHellyeahのボーカリスト、Chad Grayが、Christina Aguileraの2002年のバラード「Beautiful」のカバーを発表した。Alex Bemisが監督したミュージック・ビデオは10月27日に公開。原曲の抑えた歌い出しを残しつつ、歪んだギター、重いドラム、スクリームへと展開していく。
「2026年に俺がポップ・ソングをカバーするなんて、誰のビンゴカードにもなかっただろう。でも、こうなった」とGrayはSNSでコメント。この曲が身近に響く理由について、「『Beautiful』は自己受容、内面の美しさを見つけること、そして不安を乗り越えることについての曲だ。俺は人生を通してずっと、そういうことすべてと闘ってきた」と説明し、「しらふの生活を手に入れ、自分自身と向き合う中で、この曲とのつながりがさらに深まった」と続けた。
アレンジについては「ブリッジを変えて、スクリームと大きなドラム、大きなギターを入れた」と語る。また、「俺の曲作りは、いつも自分の経験と感情に突き動かされてきた。闇から光へ、無力から希望へ」とも述べた。Revolverのインタビューでは、「メタル・ファミリーの誰かがこれを聴いて、自分なりの自己愛を見つけてくれたら」と期待を込めた。
原曲を作詞作曲・プロデュースしたLinda Perryも、このカバーを歓迎している。元4 Non Blondesのボーカリストは「Chad Grayのヘヴィな『Beautiful』は必聴だ」とコメントし、「笑顔になった」と語った。Perry自身も今年、この曲を新たなソロ・アルバム『Let It Die Here』のリード・シングルとして再録音している。
「Beautiful」はAguileraの4作目のスタジオ・アルバム『Stripped』からのセカンド・シングルとして、2002年11月16日にリリースされた。Billboard Hot 100で最高2位を記録し、2004年のグラミー賞で最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞。LGBTQコミュニティのアンセムとしても受け入れられ、Jonas Åkerlundが監督したビデオはGLAADメディア賞を受賞した。
今回のカバーは、Grayがバンドを離れて活動している年に届けられた。Mudvayneは3月、2021年の再結成以来ツアーを重ねてきたことを受け、2026年はツアーを行わないと発表。Grayは初のソロ・ツアー「30 Years of Madnesss」に乗り出し、自身のバンドとともにMudvayneとHellyeahの楽曲を披露している。8月にはLoudwireのインタビューで、Mudvayneの2027年の予定は固まっていないと語り、ライブが好評ならソロ曲を書くことにも前向きな姿勢を示した。
次の舞台は12月4日から6日にかけてメルボルン、シドニー、ブリスベンで開催されるオーストラリアのGood Things Festival。2027年5月には、フロリダ州デイトナビーチのWelcome to Rockvilleとオハイオ州コロンバスのSonic Templeに出演する。現時点で日本公演の予定は発表されていない。







